■別会社で運営しています
究極の運動習慣化ツール
【出張パーソナルトレーニング】
先週から開始されたご夫婦がいらっしゃいます。
お二人とも80歳です。
依頼の内容は、ご主人様からで
「何をしても良くならない、
奥様の腰痛をなんとか改善してほしい」
です。
ご主人様は70歳の時、
「脊柱管狭窄症」
(せきちゅうかんきょうさくしょう)
の手術をされて現在の腰の具合は良好です。
逆に奥様の腰が大変悪く、
10年来、夜寝ていても腰が痛くて眠れず
腰痛が原因の慢性的な睡眠不足です。
昼夜生活が逆転しているそうです。
真夜中に腰が痛くて眠れず、
お風呂に浸かると楽になります。
でもお風呂に入ると今度は眠れない
という大変お辛い様子です。
眠れないのでカラダの疲れがとれず、
慢性疲労にもなっています。
健康3原則とは、
▼【休息(睡眠)】
▼【栄養(食事)】
▼【運動】
ですが、
どれが欠けても健康であれないというものです。
この奥様の場合は、
【休息(睡眠)】
腰痛のためカラダを動かすことができないので
【運動】
2つがないことになります。
■お二人のお話を聞いていますと、
かねがね「老後、2人で旅行をしたいね」と
話をされていたそうです。
でもいざ80歳という年齢になって
いわゆる【老後】になったので
旅行にいけるとなったら、
カラダが悪くいけない
と大変悲しい思いをされています。
ご主人様はオーナー経営者で
1部上場を果たし、
現在第一線を退かれ会長職に就かれています。
誰もが知っている大会社の経営者です。
ご存じのとおり、80歳という年代の方は
戦後、高度経済成長期をつくりだしてきた
日本を世界に肩を並べるくらいまでにした
大先輩方々です。
その当時の男性とは、
休みなく働き、労働基準法なんて全くなし、
朝から晩まで仕事、仕事、仕事です。
家庭は奥様に任せて自分は仕事世代です。
「男は台所に入るな」世代で、
子育てにも参加しなかった世代です。
私の担当するお客様はそのような世代の
男性の方々がほとんどですが、
私が2歳の娘の子育て
いわゆる、「育メン」の話をすると、
「今の男性は大変だねー。
今後の日本は駄目になるわけだぁ」
と言われます。
(はい、ごもっともです。
私ももれなく今どきの男性です。。。)
そのように仕事仕事で生きてきた方々ですので
そう思われるのも無理ないですね。
■そのご主人様が
老後時間もお金もできて、ご夫婦で旅行三昧して
過ごそうと思っていたのに、
実際になってみるとそれが叶わない。
新幹線に2時間乗って京都に行くこともできず、
一番最後にチャレンジしたハワイ旅行は
奥様は帰りの飛行機で7時間
腰痛が辛く立って帰らなければならず、
そのことがつらく旅行をあきらめたそうです。
■いろいろな治療を試してきたそうですが治らず、
この度、私が担当している70歳のお客様で
その方も脊柱管狭窄症だったのですが、
私のトレーニングを行って
良くなったというのを聞いて、ご紹介いただき、
パーソナルトレーニングを
開始することになりました。
実際奥様のカラダを診させていただきましたが、
かなり腰の状態が良くないです。
【運動】を提供するにも
有酸素運動や筋トレは全くできません。
まずはストレッチからの対応になります。
しかもいわゆる【リハビリ】レベルからです。
腰痛の改善には、
スタティックストレッチ(静的ストレッチ)と
バリスティックストレッチ(動的ストレッチ)
との組合わせでやっていくのが
とても効果的なのですが、
この奥様の場合、
反動をつけて筋肉の動きをだして
柔軟性をあげていく
「バリスティックストレッチ(動的ストレッチ)」
はとてもじゃないですができません。
時間はかかるかもしれませんが、
スタティックストレッチで
腰の周りの硬くなった筋肉を柔らかくしていく
しか方法がありません。
■お二人に
カラダの心配なしに旅行をしてもらうため
1年くらいの時間をいただき
必ず良くなることを約束しました!!
このご夫婦の本当の依頼は、
【奥様の腰が良くなる】
ではなく、
【二人で仲良く沢山旅行を楽しむ】
です。
その為だったら毎週のトレーニングを
頑張って続けられます。
トレーニングの習慣化のためには、
必ず、
【何のためにやっているのか?!】
という
【本当の目的】が極めて大切です。
それを応援して適切に対応していくのが
私たちトレーナーの仕事です。
ご夫婦の目的達成のために
お役にたちましょう!!
■私の経験・実績から
腰痛改善には
【ストレッチ】
が一番効果的です。
今回からシリーズで
腰痛の種類についてお届けします。