■今回メルマガも前回の続きです。
先日、夕刊フジ主催の
「認知症予防のための運動セミナー」
に、常に【情報】と【勉強】ということで
参加してきました。
初回のメルマガの内容は、
【認知症予防には運動が一番効果的】
ということでした。
前回の内容は、
【なぜ運動が効果的なのか?!】
&
【パートナーストレッチの適切な受け方】
についてでした。
今回は最終回です。そのセミナーの中でも、
「へぇー」と思ったことをご紹介します。
■まず最初に健康3原則でもある、
【睡眠】
についてです。
その中でも昼寝についてですが、
人の脳は寝入ってから最初の30分で
覚えたことを脳に記憶させるそうです。
そのため、
「受験生が眠らずに勉強しています。」
というよりも眠ったほうが、
その前に勉強したことが頭に入るそうです。
ですので、高齢者の方も昼寝をするなら
30分以内が良いそうです。
逆に30分以上寝てしまうと、
認知症になる確率が増えるそうです。
それを聞いて会場内にいた200名の方々は
1時間?1.5時間昼寝をされている
という方々ばかりでびっくりされていました。
教授から、
「ボケるのでやめてください」
と言われていました。
よく昼寝はし過ぎてはいけないとか、
15分?20分の昼寝が一番良い
というのはこういった脳への刺激という
観点からも間違っていないのかもしれません。
■次に、前回のメルマガで紹介した
【感覚神経】
が正常に機能するようにする。
ということに関連して、
筋トレやストレッチをしていて
カラダが感じる、
▼キツサ
▼大変さ
▼痛み
等の感覚
を脳が電気信号として感じられるようにしておく
ことが重要だと紹介しました。
筋トレをするとその翌日、あるいは数日間
筋肉痛が起こります。
この期間に筋肉はもっと丈夫になろうと
成長するのが筋トレの原理です。
教授がおっしゃっていたことで、
「トレーニング時のキツサは脳を鍛えています。
次の日やその後の数日カラダのキツサ、だるさは
カラダの筋肉を鍛えています。」
は私も今後使用できるフレーズだと思いました。
今まで私も10年フィットネス業界にいますが、
高齢者の運動に関してはずっと
「無理のない範囲で運動しましょう」
という風潮でした。
それがここ数年、脳科学の研究と、
認知症の研究がさかんに行われていて
【脳への刺激が大切】
という観点から考えると、
【少し頑張って運動する】
ということが言われ始めています。
今後はこちらの風潮になっていくのでは
ないかと私は感じています。
もちろんどの程度がその人個人個人にあった
運動強度なのかを見極めるのが、
私達トレーナーの仕事です。
■このメルマガにて3回にわたり、
【認知症予防】を紹介しましたが、
これだけ医学が発達した時代に
【生活習慣病】
のリスクのさらに先、
先というのはもっと長生きする時代が
私達の代でやってきます。
その先に【認知症】があるということです。
私は70代、80代のお客様を担当することが
多いですが、
冗談にも、
「先にボケたもん勝ちだ、
ボケたら何にも分からないからね」
とおっしゃる方がいますが、
誰だってボケたくはないでしょうし、
それが予防、回避できるとなれば
運動をやらないわけにはいかないはず!!
■このメルマガを
きちんと読んでくださっている皆様は
健康に関心のある方です。
そのような、
【生活習慣病】
【認知症】
を予防するためには、
今から、健康3原則である、
【栄養(食事)】
【休息(睡眠)】
【運動(ストレッチ・筋トレ・有酸素運動)】
の見直しをするチャンスにしましょう。
また私達は1人で生きているわけではないので、
周りの人も大切な存在です。
自分さえ良ければいい、ではなく、
周りの皆が健康というのが一番いいことです。
早速、周りの方も巻き込み、
できる範囲からの運動を
ご自身で取り入れていきましょう!!
明日、又は来週、
又は、涼しくなったら始めよう
は絶対に始まりませんからね!!
あるいはこの3回のメルマガを
読んでいただいても、
「まだ自分は若いから関係ない」
と思っている人がいらっしゃったら、
そういう人が一番危ないのです!!