■今回は、肩凝りの主な原因になっている
【ローテーターカフ】についてです。
首や肩凝りは沢山の方の悩みです。
ストレッチ屋さんにも
首・肩凝りを改善したくて
マッサージや整体に通っていたが良くならず、
ストレッチを試してみようとご来店くださる方が
沢山いらっしゃいます。
今回ご紹介するのは
ストレッチで肩凝りが改善するお話しです。
■肩が凝るのは?!
▼首から肩・背中にかけてついている僧帽筋
という筋肉が緊張し、収縮し、硬くなる
↓
▼血流が制限され酸素や栄養素が通いにくくなる
↓
▼僧帽筋がさらに硬くなる
という悪いスパイラルの繰り返しで、
慢性的な首・肩凝りになってしまいます。
■カラダの筋肉は全部そうですが、
【動いていない(動かさない)から硬くなる】
という法則があります。
肩凝りの人はよく、
「肩甲骨周りが硬いんですよ。。。」
とか、
「腕を上方向に挙げるのも大変なんですよ。」
とおっしゃるかたが多いです。
これは肩周り、つまり
【肩関節】がスムーズに動いていない
のです!!
肩関節の動きに関与するは
三角筋・僧帽筋・広背筋・大胸筋
といったアウターマッスルはありますが、
今回紹介する
【ローテーターカフ】(回旋筋腱板)です。
これはインナーマッスルです。
インナーマッスルという言葉を
最近は耳にすることがよくありますが、
カラダの表層ではなく深層にある
実際触ることができない筋肉のことです。
英語で、
rotate:ローテーションでなじみのある、
回転する、回るという意味
cuff:カフスボタンでなじみのある、
ワイシャツのそで口、カフス、腕まわり
と説明されると覚えやすいです。
このローテーターカフは総称です。
専門的になりますが、
正確には4つのインナーマッスル
のことをいいます。
▼棘上筋(きょくじょうきん)
▼棘下筋(きょくかきん)
▼肩甲下筋(けんこうかきん)
▼小円筋(しょうえんきん)
■これら4つの筋肉が硬くなると
【肩関節の動き】が制限されてしまいます。
肩関節はカラダの様々ある関節のなかで
一番自由自在にいろいろな方向に動く関節です。
それが動かなくなってくると
凝りが発生してしまうわけです。
■スポーツトレーナーは、
【カラダ(筋肉)の動き】
という観点から、
カラダの不調・不具合をみています。
ストレッチ屋さんでは必ずこの
ローテーターカフのストレッチは行っています。
もちろん、ローテーターカフ以外にも
先ほど記載した
アウターマッスルの柔軟性も必須です。
マッサージや整体ではこのような観点からは
筋肉にアプローチはしていません。
スポーツトレーナーならでは
の観点なのでしょう!
ちなみにこのローテーターカフを
「鍛える」のには、
【チューブトレーニング】
が現在主流です。
■ローテーターカフの強化や柔軟性が一番
重要とされているのが、
野球のピッチャーです
プロ野球のキャンプをテレビで見ていると、
ローテーターカフのセルフストレッチを
しているのをよく見かけます。
■長々と今回は専門的に書きましたが、
結論は、
▼ローテーターカフを柔らかくする
↓
▼肩関節が良く動くようになる
↓
▼筋肉が収縮し、硬くなることを防ぐ
↓
▼肩凝り改善
です!!
■もちろん人それぞれ首、肩凝りといっても
原因はこれだけではないので、
今回ご紹介したのは一般的なお話しです。
皆様一人ひとりカラダが違いますので、
それぞれのカラダを診て判断するのが、
私たちストレッチトレーナーの仕事です。
ローテーターカフのセルフストレッチが
宿題でだされている方は、
今回のメルマガで重要性がさらに伝わった
と思いますので、毎日やってくださいね。