本文へスキップします

お知らせNews

2016.05.05

【第38号】肩凝り原因はローテーターカフの硬さです

■今回は、肩凝りの主な原因になっている
 【ローテーターカフ】についてです。

 首や肩凝りは沢山の方の悩みです。

 ストレッチ屋さんにも
 首・肩凝りを改善したくて

 マッサージや整体に通っていたが良くならず、

 ストレッチを試してみようとご来店くださる方が
 沢山いらっしゃいます。

 今回ご紹介するのは
 ストレッチで肩凝りが改善するお話しです。

■肩が凝るのは?!

▼首から肩・背中にかけてついている僧帽筋
 という筋肉が緊張し、収縮し、硬くなる

 ↓

▼血流が制限され酸素や栄養素が通いにくくなる

   ↓

▼僧帽筋がさらに硬くなる

 という悪いスパイラルの繰り返しで、
 慢性的な首・肩凝りになってしまいます。


■カラダの筋肉は全部そうですが、

 【動いていない(動かさない)から硬くなる】

 という法則があります。


 肩凝りの人はよく、

 「肩甲骨周りが硬いんですよ。。。」

 とか、

 「腕を上方向に挙げるのも大変なんですよ。」

 とおっしゃるかたが多いです。


 これは肩周り、つまり

 【肩関節】がスムーズに動いていない

 のです!!


 肩関節の動きに関与するは

 三角筋・僧帽筋・広背筋・大胸筋

 といったアウターマッスルはありますが、


 今回紹介する
 【ローテーターカフ】(回旋筋腱板)です。

 これはインナーマッスルです。

 インナーマッスルという言葉を
 最近は耳にすることがよくありますが、

 カラダの表層ではなく深層にある
 実際触ることができない筋肉のことです。

 英語で、

 rotate:ローテーションでなじみのある、
    回転する、回るという意味

 cuff:カフスボタンでなじみのある、
   ワイシャツのそで口、カフス、腕まわり

 と説明されると覚えやすいです。

 このローテーターカフは総称です。

 専門的になりますが、
 正確には4つのインナーマッスル

 のことをいいます。

▼棘上筋(きょくじょうきん)

▼棘下筋(きょくかきん)

▼肩甲下筋(けんこうかきん)

▼小円筋(しょうえんきん)


■これら4つの筋肉が硬くなると
 【肩関節の動き】が制限されてしまいます。

 肩関節はカラダの様々ある関節のなかで
 一番自由自在にいろいろな方向に動く関節です。

 それが動かなくなってくると
 凝りが発生してしまうわけです。


■スポーツトレーナーは、

 【カラダ(筋肉)の動き】

 という観点から、
 カラダの不調・不具合をみています。

 ストレッチ屋さんでは必ずこの
 ローテーターカフのストレッチは行っています。


 もちろん、ローテーターカフ以外にも
 先ほど記載した 

 アウターマッスルの柔軟性も必須です。


 マッサージや整体ではこのような観点からは
 筋肉にアプローチはしていません。

 スポーツトレーナーならでは
 の観点なのでしょう!

 ちなみにこのローテーターカフを
 「鍛える」のには、

 【チューブトレーニング】

 が現在主流です。


■ローテーターカフの強化や柔軟性が一番
 重要とされているのが、

   野球のピッチャーです

 プロ野球のキャンプをテレビで見ていると、
 ローテーターカフのセルフストレッチを

 しているのをよく見かけます。


■長々と今回は専門的に書きましたが、

 結論は、

▼ローテーターカフを柔らかくする

   ↓

▼肩関節が良く動くようになる

 ↓

▼筋肉が収縮し、硬くなることを防ぐ

   ↓

▼肩凝り改善

 です!!


■もちろん人それぞれ首、肩凝りといっても
 原因はこれだけではないので、

 今回ご紹介したのは一般的なお話しです。


 皆様一人ひとりカラダが違いますので、
 それぞれのカラダを診て判断するのが、

 私たちストレッチトレーナーの仕事です。

 ローテーターカフのセルフストレッチが
 宿題でだされている方は、

 今回のメルマガで重要性がさらに伝わった
 と思いますので、毎日やってくださいね。

Home